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はやぶさのイオンエンジンは順調に運転されています.
連休をはさむことになり,更新が遅れてご心配をおかけしました.
今週から軌道の表示を詳細にしました.少し説明が必要です.
はやぶさのカプセルを地球の大気に突入させるためには,突入速度を低減させるために,
地球の自転方向に,つまり北極方向から見ると,反時計まわりに進入さ せる必要があります.
現在は,地球からみて太陽側(昼側)を通過する軌道になっていますが,それを 太陽の反対側
(夜側)を通過させる軌道へと移す必要があるわけです.
スウィングバイして地球を出る方向は,夜側から接近すると逆の方向になります.
このとき,万一イオンエンジンが途中で停止することも考えると,一瞬でも地球に衝突させる
軌道を通過させることはできないため,通過する軌道が南極のはるか上空を通るよう
計画されています.
イオンエンジンの運転は3月の末まで継続しますが,運転を終了した時点では,
誘導誤差が残ることが避けられないため,いきなり地球表面すれすれをねらうことは難しく,
このため意図的に大きく離れた地点を通過するように,仮の目標を 定めています.
はやぶさの軌道修正では,化学エンジンを運転できず,太陽方向や反太陽方向への加減速を
自由に行うことができないため,4月以降の軌道修正が容易に実施できるよう,
また正確に実施できるように,この仮の目標点を設定しています.
はやぶさは,当面は,この仮の目標点に向かって誘導されていくことになります.
3月20日現在,地球への瞬時再接近距離は,約4.6万km です.まもなく,静止軌道の内側を
通過することが確実になります.

 

Fig.1:このまま、その時点から弾道飛行した場合の地球との最接近距離

Fig.2:紙面は、おおまかには、水平線が赤道面で、左手が太陽方向の赤道面鉛直面。 
Fig.1と同様に、その時点から弾道飛行した場合の地球と最接近通過点

Fig.3:地球を原点として、その時点から弾道飛行した場合の、地球に相対的な飛行軌跡、
紙面が黄道面。

(注)Fig.1の日時は、弾道飛行に移る時点を示すもので、実際の地球帰還日ではありません。






 

 

 
 
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